ヒラマサの聖地といえば対馬。
トップシーズンではないものの、対馬海流に育まれた夏マサを求め2泊3日で対馬に釣行した。
湾内で襲い来る青物のチェイス
初日は時間なく、本命は2日目、3日目の朝マズメ。
「明日は丸1日釣りができるのだから、今日の夕方は対馬南部の堤防でちょっとルアー投げて遊ぶか」なんて初日の夕方を湾内でマッタリとやっていると…
サイレントアサシン129Fに青物のチェイス!デカい!
すぐさまラピードF130に付けかえダイビングアクションを開始する。ヒリヒリした緊張感の中、丁寧にアクションさせていく…そんなに甘くないか。
ダイビングペンシル2投目…ダイビングをさせていくと、ルアーの後ろにモワモワと出ている…来てる来てる…!出た!!!!乗らない!…まだまだ!
3投目…同じコースをまたダイビングすると、横からすごい勢いで表層を「大きな何か」が泳ぎ寄ってくる。後ろに着く…出た!!!乗らない!!!…あまりの大きさ、迫力にアクションを止めてしまい、去っていく青物…
結局、日が暮れるまで投げ続けるもその後は反応が取れることもなく納竿。
一緒に釣りをした友人はネリゴを釣っていたが、「アイツ」はそんなサイズではない。紛れもないモンスターがあの時、僕のルアーに襲いかかっていた。
「ダイビングペンシルに替えての3投目、焦らず丁寧に引いていれば乗ってただろうか。いや、乗っててもシーバスロッドでは取れなかったかな…」なんて考えながら夕食を食べた。友人と「夕方でこれなら明日の朝マズメは貰ったな」と話しながら。
ベイトの気配を感じる地磯でリベンジマッチ
2日目の朝マズメは前日青物のチェイスがあった対馬南部で、地磯に入ってみることに。
朝5時にポイントに入ると、釣れる気配ムンムン。適度にウネリが入り、潮目はシッカリ、ベイトの気配もバッチリ。
友人と「これは釣ったな」と話しながらダイビングペンシルを投げていく。
…も、一向に反応はない。相変わらず釣れそうな雰囲気だ。今にも青物がボイルし始めそうな、そんな気配がある。

ダイビングペンシルがダメならポッパー、ダメならミノー、シンペン、ジグとレンジを落としていくも魚信はなし。3時間ほど投げ続けただろうか。結局、僕らの心はバキバキに折れて朝マズメは納竿となった。
丸一日、翌日最終日の朝マズメをどこで出すかグーグルマップを睨めっこし下見に周り、現地の仲間に連絡を取り、2日目は対馬中部の潮通しがいい堤防に入ることに。
最終日となる3日目、いかにも朝イチ青物の回遊がありそうな堤防で朝を迎えるも、ベタ凪でモチベーションは上がらない。信じられないほど大量のベイトに、一面大雨が降っているような様相を呈する豊かな海だったが、それは同時に平和な海でもあった。
一通り投げてみるも青物の反応は取れず、時間を迎えて納竿。
全く知らないフィールドに仲間と一緒に手探りで立ち向かうのは最高に楽しい時間であった。今回はヒラマサの反応こそ取れなかったものの対馬のポテンシャルを肌で感じることが出来、トップシーズンである秋にまた来たくなるような、そんな所感を胸に帰路についた。
タックルセッティング
使用タックル
ロッド:コルトスナイパーS1000H
リール:ステラC5000hg
ライン:PITBULL8 2号
リーダー:POWERLEADER 10号